昔から、PostgreSQL=ショボイ と言われていましたが、
近年、流行りのNoSQLとともにPostgresqlのシェアも拡大していて、大規模システムにも当たり前に検討されるようになってきました。
システム開発で、無償のOSS提供のDBを使おうとすれば、
・MySQL
・Postgrespl
がまず候補に上がるでしょう。
シェア率で言えば、MySQLが断トツリードとなりますが、
開発者たちからの人気はほぼ変わりません。
そのPostgres飛躍の理由を3点あげてみます。
・BSDライセンス
・新しいものを提供し続けている
・トランザクション機能が有能
・BSDライセンス
BSDライセンスとは、無保証・免責を宣言し、再配布する際に著作権表示を行うことのみを条件とする、極めて制限の緩いライセンスです。
著作権表示さえすれば、BSDライセンスのコードを他のプログラムに組み込み、しかも組み込み後のコードを非公開にできるため、商用化もしやすいライセンスです。また、GPLのように再配布時のライセンス条件を制限することもない。
ちなみに、MySQLがGPLライセンス。
・「新しいものを提供し続けている」とは
Postgresqlは、年一回ペースでメジャーバージョンアップ、年に数回マイナーバージョンアップされています。
コミュニティで開発されていることもあり、年々ユーザニーズによって発展しています。
標準レプリケーションが近年では毎年強化されています。
・トランザクション機能が有能
トランザクション機能とは、複数のテーブルやレコードに影響をおよぼす処理を1つの単位とみなし、この単位での処理結果を保証する機能を指します。
信頼性に関わる部分です。
PostgresqlとMySQL+InnoDBエンジンは、ほぼ同等のトランザクション関連機能をサポートしていますが、MySQL+MyISAMエンジンはトランザクション関連機能そのものをサポートしていません。
・・・といった理由もあり、人気が出てきているのではないでしょうか。
システム開発でDBを使用するなら、ポスグレが無難でしょうかね。